IT経営を実現するプロフェッショナルとして「ITコーディネータ」が注目されています。連載「ITコーディネータの仕事」では、ITコーディネータが手掛けたコンサルティング事例を紹介します。
ITコーディネータの仕事
目次
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ITを活用して言語障害の効果的なリハビリを提供
ミカタ
千葉県松戸市に本社を置くミカタは、脳卒中の後遺症による失語症といった言語障害に対するリハビリテーションを行う言語デイサービス(通所介護)を提供している。県内の3カ所(松戸・市川・船橋)に拠点を置き、ITを活用した効果的なリハビリを行うことが特徴だ。
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創業270年の老舗事業をCRMで強化
山崎石材店
茨城県常総市で事業を営む山崎石材店は、延享四年(1747年)に創業し、270年の歴史を持つ老舗である。墓石関連が売り上げの9割を占めており、高品質なインド産石材を使用したデザイン墓石が得意で、NHKなどのメディアでも取り上げられている。
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店内在庫検索を含む書店業務をITで変革
川崎興産(メトロ書店)
活字離れ、インターネット書店の台頭などで書店経営は年々厳しさを増している。そうしたなか、35年以上前の1980年からITの利活用を進め、安定した利益を確保しているのが、「メトロ書店」を経営する川崎興産だ。
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攻めのIT経営加速へWeb・メール環境を刷新
札幌デンタル・ラボラトリー
札幌デンタル・ラボラトリー(以下、SDL)は、「歯科技工工業の組織化」を目標に、故・関口清氏が札幌市で1968年(昭和43年)に創業した会社である。関口氏は急病により2004年に64歳で他界するが、関口氏の「夢」と「志」、そして「噛(か)める喜びをいつまでも」という熱い想いは、経営を引き継いだ代表…
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和菓子の販売・財務会計業務をクラウドで効率化
日昇堂
日本を代表する観光地の一つで、世界遺産「日光の社寺」の所在地としても知られる栃木県日光市。和菓子の製造・販売を行う日昇堂は、徳川家康を祀った日光東照宮の入口にある朱塗りの橋「神橋」の傍にお店を開いたことから始まった。1937年(昭和12年)の創業で老舗といえる同社の和菓子は、地元では訪問客へのお茶…
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オーダーメードの婦人服をWebやSNSで販促
Ordermade&Remakeおはりこ
「Ordermade&Remakeおはりこ」は1983年に創業し、鹿児島市の繁華街で事業を営むオーダーメードの婦人服専門店である。松村一家が家族で経営する同店は、ドレスのようなデザイン性の高い婦人服を製作する、演奏家のドレスや和服を洋服にリメイクするといった事業が中心になっており、以前は近隣の地方…
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伝統的工芸品「越前箪笥」を基にキャリーケースを開発
ファニチャーホリック
山口祐弘氏は、福井県越前市の伝統的工芸品「越前箪笥(えちぜんたんす)」をはじめとする家具・建具・小物を企画・製作する家具製作工房「Furnitureholic(以下、ファニチャーホリック)」を設立し、その代表者としてオーダーメイドの家具などを提供している。
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情報発信で大都市圏に商品の販路を拡大
えひめシーフードサービス
愛媛県西南部に位置する南予(なんよ)地域。えひめシーフードサービスは、2016年3月から11月まで「えひめいやしの南予博2016」が開催されている同地域の一角、八幡浜市(やわたはまし)にある。愛媛県の水産業は鯛(タイ)やブリの養殖で知られるが、八幡浜市は宇和海という絶好の漁場に面しており、身の引き…
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新ITシステムで専門商社としての営業力を強化
中島化学産業
中島化学産業(本社:名古屋市)は愛知県半田市で1892年(明治25年)に創業し、同県を中心に顧客層を広げてきた老舗の専門商社である。石化原料を主体にした工業製品、医薬部外品・化粧品、および電子素材用樹脂といった化成品を、企業・自治体向けに販売している。
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市場が縮む印鑑業界でいち早くオムニチャネル展開
小林大伸堂
小林大伸堂は福井県鯖江市に店舗を構える老舗印鑑(印章)店である。代表者は4代目小林照明氏で、将来は5代目となる長男の稔明氏が4年前の2012年から就業している。1893年(明治26年)に鳥居鐵香氏が同県越前市で東京堂という印鑑店を創業。1924年(大正13年)に小林家の初代店主が鳥居氏から事業を引…
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こだわりの商品情報をWebで発信して実店舗へ誘導
御菓子司津村屋
御菓子司津村屋(おんかししつむらや)は、2016年10月に創業50年を迎える大阪府吹田市の和菓子店である。原材料として地元の食材である「大阪産(もん)」を使い、手作りの和菓子を、安全・安心でオリジナリティーあふれるオンリーワンの商品として製造・販売(写真1)。その商品へのこだわりを独自Webサイト…
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「攻めのIT経営」でグローバル市場を開拓
遠赤青汁
青汁(あおじる)をはじめとした健康食品を製造・販売する遠赤青汁が、中国・東南アジアなどのグローバル市場の本格的な開拓に乗り出している。2015年時点では、同社の海外売上高は全体の1割にも満たないが、高岡照海社長は近い将来、海外売上高が国内売上高を上回ると期待している。
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医療現場の改革を攻めのIT経営で支援
かないわ病院
かないわ病院(所在地:石川県金沢市)は、1956年4月に「金石神経サナトリウム」として診療を始めた、精神科、心療内科、児童精神科、循環器内科、内科を標榜する病院である。2015年4月時点の病床数は189床で、143名の医師や職員が日々、地域における精神医療福祉の浸透・支援に奔走すると同時に、障がい…
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BSCのソフト化により経営情報を可視化
若山経営
若山経営(本社:青森県青森市)は「税理士法人NAVIS」とともに、中小企業の経営安定化を推進する税理士事務所(会計事務所)および経営コンサルタント会社である。同社はその使命を達成するため、他社に先駆けて企業の経営情報を可視化する手法「バランススコアカード(BSC)」のソフトウエア化に成功した。
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IT経営で少数精鋭を維持しながら事業拡大
フードケア
フードケアは、神奈川県相模原市に本社を置く業務用介護食品の企画・開発、製造(アウトソーシングによる)、販売を行う企業である。同社は、超高齢社会の日本で需要が急拡大している介護食品市場の草分けだ。代表取締役の竹内豊氏が1997年に設立して以来、業界のリーディングカンパニーであり続けている。
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ハンディ健康診断システムで大幅な効率化とデータ品質の向上を達成
健康医学予防協会
健康診断・人間ドックを手掛ける一般財団法人 健康医学予防協会(本部・新潟市)では健康診断の受診者数が年々増加し、事務量が膨大になっていた。健診結果をまとめた受診票の内容を手作業またはスキャナーでデータ化していたが、事務量の増加にスタッフの増員が追いつかない状況だったという。
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直販モデルへの転換をIT経営で加速
倉敷青果荷受組合
倉敷青果荷受組合は、白壁の街 岡山県倉敷美観地区から南へ約2キロ、倉敷地方卸売市場内で青果物の卸売事業を展開する。1946年(昭和21年)の創業以来、全国の産地から入荷する青果物を岡山県内の小売業者に卸してきたが、近年の流通環境の変化は同組合の事業にも大きな影響をもたらした。
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新生産システムであるべき業務を実現
日昌製作所
日昌製作所は1960年、茨城県日立市で自動車用電装品メーカーとして創業した。現在は自動車用電装部品をはじめ、医療機器用部品の製造、自動機の設計・製造などを手掛けており、インサート樹脂成形から、極細電線の高速巻線、レーザー溶接といった各種溶接、エポキシ樹脂の真空注型、さらには自動組み立てまでの生産技…
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業務整理技法「BPAT」でIT経営を推進
阿波スピンドル
徳島県吉野川市に本社を置く阿波スピンドルは、精密機械部品であるスピンドルの製造・販売を手掛けている。1868年(明治元年)の創業以来、世界の繊維産業とともに発展し、「AWAブランド」を確立。顧客の要請にきめ細かく応え、一体となって新技術の開発に取り組み、今では時代を先取る「モノづくり」集団として産…
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事業展開に伴いクラウドで業務を改革
ドクター・オブ・ジ・アース
ドクター・オブ・ジ・アースは、味にこだわった野菜を産地直送で販売する企業である。2007年に「野菜ソムリエの店 のら 千里中央店」を立ち上げ、青果物の小売を開始。2009年には飲食店向け卸売事業「野菜ソムリエの店 のら AIR事業部」を、さらに2011年には小売店向け卸売事業をスタートさせ、201…
日経クロステック Special
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