写真1●アップルの「iPad mini」
写真1●アップルの「iPad mini」
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●アマゾンの「Kindle Fire HD」
写真2●アマゾンの「Kindle Fire HD」
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●グーグルの「Nexus 7」
写真3●グーグルの「Nexus 7」
[画像のクリックで拡大表示]

 日本時間の2012年10月24日午前2時、米カリフォルニア州サンノゼでアップルの新製品発表イベントが開催された(詳報)。Webサイトで生中継動画が放映されたので、眠い目をこすりながらパソコンやiPhoneの画面を注視した人も多かっただろう。

 発表会の中で、象徴的なシーンが2つあった。MacからiPadまで数多くの新製品が発表されたイベントの中で、トップバッターが電子書籍アプリ「iBooks」の最新版(関連記事)だったこと。それから、最も注目されていた7.9インチタブレット端末「iPad mini」(写真1)を説明する際に、7インチタブレットとの画面サイズの比較に長い時間を割いたシーンだ。

 タブレット市場の覇者であるアップルも、小型タブレットでは最後発になった。先行する米アマゾンの7インチタブレット「Kindle Fire HD」(写真2関連記事)や、米グーグルの「Nexus 7」(写真3関連記事)に対して、「焦り」は無いものの「余裕」もないといった雰囲気だ。

 その24日昼すぎに、アマゾンはKindle Fire HDの日本での予約開始を発表した。日本では、アップル製品の話題で持ちきりになるはずの日に、アマゾンが割り込んだ。グーグルも9月25日に日本でNexus 7の販売を開始している。日本で本格的に始まった「7インチタブレット革命」のこれまでの経緯を振り返りたい。

iPad mini関連記事

Kindle Fire関連記事