NTTデータが開発を進めている「フルオープン仮想化基盤構築ソリューション」は、日経BP社が主催する「ITpro EXPO AWARD 2012」において優秀賞を受賞した(写真1)。
フルオープン仮想化基盤構築ソリューションは、オープンソースソフトウエア(OSS)のクラウド基盤構築用ソフト「OpenStack」とオープンネットワーク制御技術「OpenFlow」を連携させることで、「エコで障害や災害に強い仮想化基盤を実現する」(NTTデータ)ためのソリューションである(写真2)。
OpenStackを使うことにより、個々のユーザーに対して仮想マシンの構築や運用を可能にするIaaS(Infrastructure as a Service)環境を提供できる。加えて、OpenStack側からOpenFlowベースの仮想ネットワークに対して「シナリオや状況変化に基づいて変更要求を渡せる仕組み」を用意することにより、仮想ネットワークも含めた“あらゆる要素を自動制御可能な仮想化環境”を構築できる。