写真1●Let'snote AXシリーズ(ノートPC状態)
写真1●Let'snote AXシリーズ(ノートPC状態)
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 パナソニックのLet'snoteシリーズとして初となるUltrabookが「Let'snote AXシリーズ」だ(写真1)。2012年9月26日に店頭向けモデルおよび法人向けモデルが発表された最新のLet'snoteで、シリーズ初となる、タブレットとしても使えるコンバーチブル型となっている。さらにOSとして10月26日に発売予定の「Windows 8」を採用するなど、様々な新要素を盛り込んだ先進的なモデルだ。

 今回はこのLet'snote AXシリーズ「CF-AX2」(以下、Let'snote AX2)を詳しくレビューしていこう。

他社と比べてやや高め、Windows 7も選択可能

 今回評価するLet'snote AX2の主なスペックを以下に示す。なお、評価機は量産試作機という位置付けで、最終的な製品とは異なる可能性がある。あらかじめご了承いただきたい。

型式CF-AX2QEBJR
CPUIntel Core i5-3317U 1.7GHz(ターボ・ブースト時2.6GHz、2コア)
メモリー4Gバイト
ストレージ128Gバイト SSD
GPUIntel HD Graphics 4000
ディスプレイ11.6型(1366×768ドット)
OSWindows 8(64ビット)

 詳細な仕様はパナソニックのWebサイトを参照。

 Let'snote AX2の店頭モデルは、いずれもOSとしてWindows 8またはWindows 8 Proを採用する。店頭モデルの発売日はWindows 8と同じ10月26日の発売予定となっているが、Core i7プロセッサを搭載したモデルのみ11月22日に発売予定だ。

 店頭モデルとしてWindows 7モデルは提供されていないが、パナソニックの直販サイト「マイレッツ倶楽部」では、Windows 7 Professionalへのダウングレードを選択できる。また、法人向けモデルでもWindows 7を選択可能だ。

 ただし、AXシリーズは従来型のLet'snoteシリーズ(SXシリーズやNXシリーズ)と比較して、タブレットPCとしてタッチ操作にも対応する点が特徴だ。この特徴を最大限に活かすために、OSとしてぜひWindows 8を選択することをお勧めしたい。

 ほかにもAXシリーズのバリエーションとして、マイレッツ倶楽部にて「プレミアムエディション」という上位機種が用意されており、天板とボディカラーを選択できる。WiMAXとXi(LTE)に両対応するモデルもある。

 Let'snote AX2の価格はモデルや構成によって異なるが、16万~25万円程度が想定されている。量販店での予約価格は14万円台からとなっているが、ほかのUltrabookと比べてやや高価格だ。これは、コンバーチブル型というこれまでにない形状を採用していることも理由のひとつだろう。