10月はじめのDeveloper Campで予告されたWindows Azureの新管理ポータルへの機能追加が実施されました。サービスバスの管理や共同管理者の追加、SQLデータベースへのBLOBのインポート&エクスポートなどが新たに可能となっています。

大幅に機能強化したAzure向け新管理ポータル

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 2012年10月7日、 Windows Azureのサービスを管理するWindows Azureポータルの機能が強化されました。これは10月4~5日に都内で開催された「Developer Camp 2012 Fall」のキーノートでWindows Azure担当のScott Guthrieが予告したものです(参考記事)。

 SilverlightベースのこれまでのWindows Azure管理ポータル(windows.azure.com)からはできなかった操作が、新しいHTML5ベースの「Preview Potal」(manage.windowsazure.com)には追加されました。具体的には、クラウド同士やオンプレミスにおけるアプリケーションのメッセージインフラストラクチャーを提供するWindows Azureサービスバスの管理、サブスクリプションごとに設定できるCo-Admin(共同管理者)の追加・管理、Windows Azure SQLデータベースのBLOBストレージへのインポート&エクスポートなどが可能になっています。

 また、ポータルとしての機能もいくつか改善されています。Windows Azure仮想マシンに関連づけたVHDドライブの個別削除、Windows Azureクラウドサービスの管理メッセージ改善、Windows Azureメディアサービスのジョブやステータスの監視、Windows Azureストレージ コンテナの作成およびアクセス権限管理--などが追加されています。

●関連情報
Announcing: Improvements to the Windows Azure Portal](Scott Guthrieのブログ)