アイスブレーカー実践編の最終回となる今回は、やり方の工夫や少し変わった使い方をご紹介します。前回までのいろいろなアイスブレーカーが、やり方次第でまた違ったものになり、効果も楽しさも変わってきます。また、会議の場所や人数によっては、いつもと同じやり方だと時間がかかりすぎたり、やりづらかったりもします。やり方1つにしても考えだすといろいろとありますので、その中の幾つかをご紹介します。

 まずは問いかけのお題選びです。問いかけのアイスブレーカー自体は連載初回でご紹介した通り、いろいろな問いかけの種類がありますが、やり方としては、1つの質問について参加者皆さんに順番に答えていただくというのがものでした。

 お題選びはそれを少し変えて、会議の参加者皆さん各々に別々の質問を選んでいただき問いかけるというものです。以下の絵のようなイメージですね。

 テーマを書いたカードを幾つか用意し、1枚選んで質問に答えていただきます。以下の例はカードをクリックするとテーマが見えるようにプレゼンソフトで仕立てたものですが、単に質問ごとに番号を決めておいて、口頭で番号を答えてもらうでもいいですし、トランプなど本物のカードを使うのもいいと思います。 普通の問いかけより、少しドキドキ感が増すと思います。

図1●問いかけのお題選び
図1●問いかけのお題選び
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