昨年のITpro EXPO 2011展示会の様子
昨年のITpro EXPO 2011展示会の様子

 エンタープライズICTの総合イベントである「ITpro EXPO 2012」展示会が、いよいよ来週水曜日、10月10日に東京ビッグサイトで開幕する。

 今年は、300社を超える企業が展示会場で様々な製品やサービス、ソリューションなどを展示する予定だ。ここでは、展示会場でどのような展示が見られるのか、要注目ポイントを披露しよう。

注目企業の出展プレビュー

 まずは、注目企業4社の出展概要について紹介する。

 1社目はEMCジャパン。同社ブースは、ITpro EXPO 2012展示会で最大規模となる予定だ。展示会場の入り口付近に、幅5mの通路を挟んだ二つの独立したブロックで展示ブースを展開。クラウド、トラスト(セキュリティ)、ビッグデータというテーマごとに、製品やサービスを展示する。

 展示ブース内は、計50個の展示スペースで構成。EMCジャパン自身のほか、イベント協賛パートナー18社が展示コーナーを設け、それぞれの製品やサービスを紹介する。展示ブース内のコンテンツにアクセスしやすいよう、タッチパネル式のナビゲーションシステムも設置する予定だ。

 9月1日からWindows Server 2012のボリュームライセンス提供、9月26日からパッケージ発売が開始された日本マイクロソフトのブースも注目だ。同社は、9月27日と28日開催した同社主催イベント「The Microsoft Conference 2012」とともに、ITpro EXPO 2012をWindows Server 2012披露の場と位置付ける。

 同社ブースの隣には、パートナー各社がWindows Server 2012を活用したソリューションを展示する「Windows Server 2012 World」も設けられる(主催は日経BP社)。このほか、2013年上半期にリリースされる予定の次期「Microsoft Office」も展示・デモする。

 そのWindows Server 2012 Worldブースで、「IBM Flex System」の実機を一般向けに初公開するのが日本IBMだ。Flex Systemとは、x86サーバー用のラックマウント型シャーシとそこに収容するサーバーの製品群のこと。それをWindows Server 2012 Worldに持ち込み、一般公開する。

 日本IBMとしての独立した展示ブースとしては、「ソーシャル・ビジネス」と「セキュリティ・ソリューション」の二つを用意する。それぞれ、Lotusブランドの企業向けソフトウエア群とTivoliブランドのソフトウエア製品を展示する。ソーシャル・ビジネス ブースでは、9月20日に発表したばかりの法人向けSNSの最新版「IBM Connections 4」も体験できる。

 例年、ITpro EXPO展示会場の入り口付近に巨大ブースを構えるSkyは、今年も同様のブースを設置する。今年の目玉は、11月に発売を予定している統合運用管理ツールの新バージョン「SKYSEA Client View Ver.8」。ブース内には多数のデモ用パソコンを設置し、来訪者を待たせずに体験できることをウリにする。