リモートアクセスは、「DirectAccess」「ルーティング」「リモートアクセス」の3要素からなるネットワーク接続サービスだ(画面22)。Windows Server 2008 R2から搭載されたDirectAccessは、リモートアクセスサーバー(RAS)を設置可能なネットワークの構成、公開鍵基盤(PKI)の構築といった前提条件をクリアするのが難しい面があったが、Windows Server 2012では前提条件が大きく緩和されており、中小規模のネットワークでも利用しやすくなっている。
Windows Server 2012におけるリモートアクセスの新機能と強化点は表12のとおり。