前回は、筆者の英語勉強の歴史をご紹介した。普通のエンジニアである筆者が突然、カンファレンスで英語ネイティブの人たちに話さなければならなくなり、8カ月で英語に取り組んだ結果、講演やQ&Aなども含めて英語で全てこなすことができた。今回からは、筆者が採った英語勉強法のサワリを紹介していこう。

ペラペラになるのは意外と簡単

 英語をペラペラと話せるようになるのは、とても難しい。こう感じている人が少なくないようだ。筆者も正直、英語を勉強し始めるまで、米国で生まれるか長年現地で勤務をするかしないと、ペラペラになるのは無理と思っていた。

 しかし、今なら言い切れる。ペラペラになるのは意外と簡単だ、と。第1回でご覧いただいたように、英語勉強を始めて半年で、とりあえず英語をペラペラとしゃべれるようにはなったのである。

 正直、ボキャブラリー(語彙)を増やしたり、表現力を上げたりするほうが大変だと思う。これらは少しずつ積み重ねていく必要があるからだ。

 ここまで読まれた皆さんは、「この筆者は本当にペラペラなのか?」と疑問を持たれているに違いない。百聞は一見にしかず、筆者の英語によるトークのデモンストレーション動画を以下のリンクでご覧いただきたい。

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 筆者は英会話学校に通った経験はほとんどない。英語ネイティブの友人もいないし、海外渡航経験もほとんどない。正直、筆者の英語が完璧かというと、まだ甘いところはあるかもしれない。それでも自宅で練習するだけで、この程度のパフォーマンスはできるようになる。