ITpro EXPO 2012の日本マイクロソフトのブースでは、次期「Microsoft Office」製品群と「Windows Server 2012」を中心に、製品の新機能が紹介される。ミニステージでデモが披露されるほか、ブース内で次期Officeのタッチ機能を体感できる。Windows Server 2012の設定などをハンズオン形式で学ぶことも可能だ。


写真1●日本マイクロソフトの展示ブースのイメージ(イメージは変わる場合がある)
写真1●日本マイクロソフトの展示ブースのイメージ(イメージは変わる場合がある)
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 日本マイクロソフトのブースで目玉となるのは、次期「Microsoft Office」製品群と「Windows Server 2012」だ。次期Officeは、2013年上半期にクライアント版およびクラウドサービスが同時にリリースされる予定となっており、現在はカスタマープレビュー版が提供されている。

 一方のWindows Server 2012は、9月1日からボリュームライセンスが提供開始され、26日にはパッケージ版が発売される。日本マイクロソフトでは、パッケージ版発売の翌日となる27日から2日間にわたって開催される同社主催のイベント「The Microsoft Conference 2012」とともに、ITpro EXPO 2012をWindows Server 2012披露の場と位置づけている。

次期Officeのタッチ機能で資料の編集も可能に

写真2●タッチ操作も可能となる次期Office PowerPointプレビュー版のスタート画面
写真2●タッチ操作も可能となる次期Office PowerPointプレビュー版のスタート画面
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 ブース内で体験できる次期Officeの機能はさまざまだが、中でも注目したいのはマルチデバイスに対応したOfficeのタッチ機能だ。

 「Windows 8」はもちろんのこと、現在ではさまざまなデバイスでタッチ機能に対応したOSが搭載されている。次期Officeでは、デバイスが変わってもタッチ操作で効率的にPowerPointやExcelなどの凝った資料がそのまま表示され、タッチ操作である程度の編集も可能になるという。これは、タブレット端末での表示のズレや、PC以外で編集するとせっかく作った図などが壊れてしまうといったユーザーからの改善要望に対応した機能強化だ。この機能により、客先に向かう直前の移動中でもタッチ対応端末でプレゼン内容を修正することが可能となる。

 また、次期Officeはクラウド対応を強化する。クラウド上でOffice製品が利用できることはもちろんのこと、企業向けのクラウドストレージ「SkyDrive Pro」も提供する予定。ITpro EXPOのブースでは、さまざまなデバイスからクラウドストレージ上のファイルを利用するといったことも体験できるという。

 さらに、「Microsoft Solution Experience」というコーナーが併設される。これは、Office製品群をチームで使うとどのように生産性が向上できるかを体感できるコーナーだ。このコーナーでは、参加者全員が何らかの役割を与えられ、リアルタイムコミュニケーションツールの「Lync」を利用したチャットやビデオ会議をロールプレイで体験するといったことが可能で、全社でマイクロソフトのソリューションを導入した場合の働き方が実感できる。