Windows Azureをモバイルアプリケーションと簡単に接続するための新しいサービスが公開されました。Windows 8やiOS、Android、Windows Phoneといったモバイル向けのデバイスから、Windows Azureにデータを簡単に格納できるようになります。それ以外に、BizTalk Serverの仮想マシンへの追加や、Azure用のJavaアプリケーションをEclipseで開発するためのツールなどが公開されています。

Windows Azure Mobile Servicesプレビューを公開

[画像のクリックで拡大表示]

 2012年8月27日、Windows 8やスマートフォンといったマルチデバイス対応アプリケーションのためのプラットフォームをWindows Azure上で提供する「Windows Azure Mobile Services」が公開されました。これは、データのテーブル設定や保存、ユーザー認証やプッシュ型通知といった機能を簡単にアプリケーションに組み込めるサービスです。プレビュー機能として公開しており、申し込むことで利用できます。

 現在はWindows 8アプリケーション向けのテンプレートが用意されています。今後iOS/Android/Windows Phone用のテンプレートも公開を予定しています。なお、Windows Azure Training Kitも併せてアップデートされ、Mobile Servicesのハンズオントレーニングが含まれた2012年8月リフレッシュ版が公開されています。

●関連情報
Introducing Windows Azure Mobile Services: A Backend for Your Connected Client Apps](Windows Azureチームのブログ)
Announcing Windows Azure Mobile Services](Scott Guthrieのブログ)
windowsazure.com > アカウント: プレビュー機能](利用申し込み、Microsoftアカウントによるサインインが必要)
Windows Azure Training Kit - August 2012 REFRESH

BizTalk Server 2010 R2をAzure仮想マシンに追加

[画像のクリックで拡大表示]

 2012年8月29日、Microsoft BizTalk Server 2010 R2(CTP)がWindows Azure仮想マシンのギャラリーに追加され、利用できるようになりました。BizTalk Serverは、プラットフォームを超えてアプリケーションを接続し、ビジネスプロセスとして統合や管理を行う製品です。これまでのオンプレミス(社内設置)に加えて、クラウドに配置できることで、オンプレミスとクラウドの連携において試用、検討に使えます。

●関連情報
Announcing BizTalk Server 2010 R2 CTP Availability in Windows Azure Virtual Machines](Windows Azureチームのブログ)