「あぢ~~~~~」
「先生、エアコンをつけましょうよ」
「わしが子供の頃、エアコンなんてものは無かった。夏と言えば団扇と扇風機。扇風機も電化製品じゃが、消費電力はエアコンに比べれば微々たるもの」
「はぁ・・・」
「それでも元気に生きておった。エアコンなんぞ無くても生きて行けるのじゃ」
「そりゃあ・・・まぁ・・・」
「しかし、エアコンが無かった夏は、暑くて勉学や労働には向かなかった」
「もしかして?」
「涼しくなるまで、休診する」
「やっぱり!エスケープは許しません。お待ちの患者さん、ど~ぞ~」
「やっぱり?」
「先生、何だか意味不明です」
「うむ」
「追い返しますか?」
「いやいや、患者様は神様じゃ。そのようなことをしては罰が当たる」
「どうしたんですか先生?暑さにやられましたか?」
「そうではない。今、とっても欲しい竿があるのじゃ」
「物欲の塊ですね?」
「そう!物欲こそが、わしの労働意欲の源じゃ」
「威張って、言うことか!」
「先ずは、患者さんのマクロを試してみようではないか」
「はっ!了解しました。ポチっとな・・・先生、エラーメッセージが出ました」
「どれどれ?」
「ゲール君、[デバッグ]ボタンをクリックしてみたまえ」
「ラジャー!ポチっとな・・・」