今回の目玉は、完成したばかりのWindows Server 2012がいち早くWindows Azureの仮想マシンとして公開されたことです。パッケージやボリュームライセンスのユーザーよりも早くAzureのユーザーが利用できるようになっています。同時に開発が完了した開発ツールのVisual Studio 2012向けのSDKやトレーニングキットも公開されています。

Windows Server 2012 RTM版がAzure仮想マシンで利用可能に

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 8月1日に開発が完了しRTM(Release To Manufacturing)版となったことが発表された新サーバーOS「Windows Server 2012」が、Windows Azure仮想マシンに用意されているイメージでも公開され、利用可能となりました。Windows Server 2012は、オンプレミス(社内設置型)の仮想環境、およびWindows Azure上におけるアプリケーションの展開やSystem Centerによる一括管理など、クラウドに最適化したソリューションを提供します。

●関連情報
Windows Server 2012 Now Available in the Windows Azure Virtual Machine Gallery](Windows Azureチームのブログ)
Windows Server 2012 released to manufacturing!](Windows Serverのブログ)
Windows Server 2012 ](日本語のTechNet)

VS 2012 RTMに対応したAzure SDK for .NET v1.7 SP1を公開

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 2012年8月20日、Windows Azure SDK for .NETの最新版(2012年6月版、v1.7)がアップデートされ、v1.7 SP1(v1.71)として公開されました。これは、Visual Studio 2012が8月1日に開発完了し、8月15日からサブスクライバーダウンロードで利用可能になったことに合わせたものです。日本語版も用意されています。

 Visual Studio 2012版およびVisual Studio 2010 SP1版が用意されています。いずれも、内容はVisual Studio 2012のRC版対応だったものが製品版(RTM)の対応となったものです。

●関連情報
Windows Azure SDK for .NET(VS2012)- June 2012 SP1(日本語)](Web PI経由でインストール)
Windows Azure SDK for .NET - 2012 年 6 月 SP1](マイクロソフト ダウンロードセンター)
What’s New in Windows Azure Tools - August 2012 Release(Version 1.71)