Office 365やShare Pointといった次期Officeの発表に合わせ、これと連動したアプリケーションをAzureで開発するためのツールキットなどが公開されています。プレビュー版が公開されたAzure版Active Directoryによる認証を利用するためのライブラリも公開されています。

次期Office 365や次期SharePointとAzureの連携が強化

[画像のクリックで拡大表示]

 2012年7月26日、Microsoft Officeの次期バージョンであるOffice 2013/SharePoint 2013、Office 365のベータ版が公開されました。この中の「App for Office」と呼ばれるアドオン開発でWindows AzureとOffice 365の連携が強化されています。 Office Developer Tools for Visual Studioを利用することでWebサービスであるOffice 365と連携したアプリケーションを容易に作成できます。開発したアプリケーションはWindows Azure(Web サイト)に配置可能です。

 また、ID認証とコントロール機能を持つWindows Azure Active Directoryに加えて、Windows Azure Workflowと呼ばれる.NET 4.5ベースのワークフロー機能がWindows Azureで利用できるようになります。これにより、SharePointと連携したワークフローアプリケーションをクラウドに配置し、利用することが容易になります。

●関連情報
Apps for Office and SharePoint Developer Preview](次期Office 365の開発者アカウントの取得、試用が可能)
Apps for Office and SharePoint Developer Preview
Microsoft Office Developer Tools for Microsoft Visual Studio 2012](Windows Azureに配置する場合は、Windows Azure SDK for .NET 1.7も併せてダウンロード、インストールしてください)
Windows Azure and Office 365](Scott Guthrieのブログ、日本語版