写真1●電子書籍リーダー「kobo Touch」
写真1●電子書籍リーダー「kobo Touch」
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写真2●講談社の野間省伸社長は楽天・三木谷社長に渡されたというTシャツを見せた
写真2●講談社の野間省伸社長は楽天・三木谷社長に渡されたというTシャツを見せた
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 楽天は今週、電子書籍リーダーの「kobo Touch」(写真1)を発売した。kobo Touchは片手で楽々と持てる6型サイズで、重さは185gと軽量。価格も7980円と安い。発売翌日に開催されたイベントで、楽天の三木谷浩史社長は「我々は“読書革命”を掲げている」と語った。

 楽天が意欲的な挑戦を始めた一方で、5~6種類の新しいタブレット端末を開発中といわれる米Amazon.comが日本市場に参入することを明らかにしている。まもなく始まろうとしている電子書籍市場の新局面において、kobo Touchをはじめとする電子書籍リーダーや各社の電子書籍販売サービスはどうなっていくのだろうか。

 kobo Touch発売翌日のイベントで、Amazon.comへの対抗策を尋ねたられた楽天・三木谷社長は、「他社にどう対抗するかは意識していない。自分たちがいかに良いサービスを提供できるかを追求する」と答えている。

 だが、真意はどうか。7月4日の国際電子出版EXPOでのパネルディスカッションでは、パネラーの1人である講談社の野間省伸社長が、三木谷社長から渡されたというTシャツを披露した。Tシャツの胸には「打倒 アマゾン!!」とプリントされていた(写真2)。

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