日常的に上司・同僚とうまくいかない、どうもカラ回りする、人脈が築けない、気がついたら自分を追い込んでしまう──そんな人にありがちなのが「自分に閉じて問題を抱えてしまう」癖。この癖があると状況が好転しないまま、「周りは分かってくれない」と不平を抱える状態に陥りがちだ。そして、そうした事態を招く原因が自分の中にある誤った思いこみや固定観念だということになかなか気づけない。

 そこで、これまで2000人以上に問題解決手法を教えてきたTOC(制約条件の理論)コンサルタントが、状況を好転させる物事の見方、そして上司や先輩社員の動かし方を伝授する。

 まず「自分に閉じてしまう人」がなぜ状況を好転させられないのかを指摘。次に、「相手の身になって考えられる」ようになるために、上司や周囲の行動を予測するコツと、対人関係のジレンマを図解して「見える化」する方法を学ぶ。

 そして最後に、改革や改善に上司や先輩社員をうまく巻き込む6ステップのアクションで、周囲とWin-Winの人間関係を築けるようになっていこう。

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