スマートフォン(スマホ)向けの無料通話・コミュニケーションアプリである「LINE(ライン)」が急速に普及している。NHN Japanが2011年6月に無料アプリとして公開してわずか1年後の2012年6月時点で、利用者数は日本国内だけで1800万人を超えているという。これはスマホ利用者のほぼ2人に1人がLINEを利用していることになる。
LINE以前にも無料のコミュニケーションアプリは存在した。その中でLINEは、ユーザーにとって使いやすいシンプルさ、友達リストの自動追加機能などを売り物に、携帯電話事業者に匹敵するプラットフォームを1年ほどで作り上げてきた。
以下、ITproに掲載したLINE関連の記事を「LINE誕生の背景と通信業界への影響」「NHN Japanの戦略」などに分けて紹介する。
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【LINE誕生の背景と通信業界への影響】
- [インタビュー]方法論至上主義に警鐘、急成長「LINE」を生んだ企画プロセス
- 「LINE」プラットフォーム化の威力と「iモード分離」という思考実験
- 「LINE」で“変わる”通信業界
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【LINEをめぐるNHN Japanの戦略】
- NHN Japanが「LINE」の新戦略を発表、プラットフォーム化やKDDIとの提携など
- スマホで急成長アプリ「LINE」、事業化計画を7月に発表へ
- NHN Japan、「LINE」新サービスで韓国スマホゲーム大手と戦略提携
- IP電話アプリ「LINE」にWindows Phone版が登場、NHN Japanが提供開始