問題

問5 受験者数の集計リスト作成に関する次の記述を読んで、設問1~3に答えよ。

 C大学では、今年度と前年度の受験者データを用いて、出身校ごとの受験者数を集計した出身校別受験者数リスト(以下、出身校リストという)を作成する。

〔受験者データ及び出身校リストの説明〕
(1)今年度と前年度の受験者データは、それぞれ今年度受験者ファイルと前年度受験者ファイルの二つの順ファイルに保存されている。これらのレコード様式を図1に示す。

図1 今年度受験者ファイル及び前年度受験者ファイルのレコード様式
図1 今年度受験者ファイル及び前年度受験者ファイルのレコード様式

(2)今年度受験者ファイル及び前年度受験者ファイルのレコードは、どちらも学校コードの昇順に並んでいる。

(3)図2に示す例のように、出身校リストの印字項目は、順位、学校名、今年度受験者数、前年度受験者数である。印字の順序は、今年度受験者数の降順とし、今年度受験者数が同数の場合は、前年度受験者数の降順、それも同数の場合は、学校コードの昇順とする。

 順位は、今年度受験者数の多い方から1、2、3、…と採番した番号である。今年度受験者数が同じ場合は同順位とし、次の順位は、同順位の学校数分だけ加算した順位とする。

 学校名は、学校名ファイルから得る。学校名ファイルのレコード様式を図3に示す。

図2 出身校リストの例
図2 出身校リストの例
図3 学校名ファイルのレコード様式
図3 学校名ファイルのレコード様式

(4)図2に示す例のように、出身校リストには、1位から指定した順位(以下、指定順位という)までを印字し、指定順位よりも下位の学校の受験者数は、それらを合計して“その他計”として印字する。

〔出身校リスト作成処理の説明〕
 図4に、出身校リスト作成処理の流れと各ファイルのレコード様式を示す。

(1)集計処理では、今年度受験者ファイルと前年度受験者ファイルから、それぞれ学校ごとに受験者数を集計したファイル1及びファイル2を作成する。

(2)突合せ処理では、学校コードをキーとして、ファイル1とファイル2の突合せを行い、ファイル3を作成する。この突合せ処理の中では、整列は行わない。

(3)整列処理では、ファイル3を整列し、ファイル4を作成する。

(4)順位付け処理では、ファイル4の各レコードの順位付けを行い、ファイル5を作成する。

(5)リスト作成処理では、ファイル5から、出身校リストを作成する。学校ごとの明細行の印字は、ファイル5の1レコードの内容から1行ずつ、指定順位まで印字する。このとき、学校名は、学校コードをキーにして学校名ファイルから読み込む。

 指定順位よりも下位のレコードは、それらの受験者数を合計して“その他計”として印字する。

図4 出身校リスト作成処理の流れと各ファイルのレコード様式
図4 出身校リスト作成処理の流れと各ファイルのレコード様式
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