現在の企業システムは、大きくC/S型とWebアプリケーション型がある。どちらにも長所、短所があるため、企業は使い分けているのが現状だ。
ネイティブアプリとWebアプリのいいとこどり
しかしHTML5を利用すれば、それぞれの長所、すなわちネイティブアプリケーションの操作性の高さと、Webアプリケーションの運用しやすさを兼ね備えたシステムを構築できる(図2)。
HTML5は、実際にはHTML5の仕様で定義されたHTMLファイルと、ブラウザー上でデータを処理するJavaScript、画面デザインを定義するCSS(カスケーディング・スタイル・シート)の組み合わせである。HTML5で定義された新しいタグを記述し、さまざまなAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)をJavaScriptで呼び出し、使い勝手をネイティブアプリケーション並みに向上させる。