ITproが主催したAndroidアプリコンテスト「A3 2012」では、台湾の「COMPUTEX TAIPEI 2012」における出展とプレゼンを副賞とする「アイデア賞」と、協賛社であるソニーモバイルコミュニケーションズのスウェーデン拠点に訪問できる「グローバル賞」を設けました。受賞者がそれぞれ見たもの、体験したものを訪問記として執筆していただきます。今回の訪問記は、広告付きの給電システム「QDen」で受賞した石田勝美氏です(編集部)。
Android Application Award(A3)2012 アイデア部門の優秀賞の副賞として、COMPUTEX TAIPEI 2012にご招待いただき、さらにはOpen Embedded Software Fundation(OESF)のAndroid Cafeブースにて、私が考案したスマートフォン向けの広告付きの給電システム「QDen」についてプレゼンテーションの機会をいただきました(当日のプレゼンテーション録画映像)。
英語でのプレゼンテーションは、50代にして初めての経験で、非常に苦労するとともに、つたない英文と致命的に粗悪な発音で、ビデオ配信を汚してしまったのではないかと危惧しています。
業務で英文の読み書き程度は問題ない(と思っている)のですが、会話となるとコードを介しての会話がやっとで、情報のやり取りはできても、会話にはなっていないことが多かったと思います。ましてや一般の公衆に向かって自分のプロジェクトの価値を伝えるには、かなりのスキルが必要だと実感しました。若いときにちゃんとしたレッスンを受けておくべきだったと痛感しています。若い皆さん、ぜひ自分の価値を世界に伝えるスキルを磨いてください。私もがんばります。
COMPUTEXで発表したプレゼン資料はこちらです。
小ブースに“衝撃”展示が続々
さて、初体験の台湾で、目についたものをいくつか紹介したいと思います。台湾に到着すると、こんなキャラクターがお出迎えしてくれます。もちろんCOMPUTEXもお出迎えです。
桃園空港には、こんなものが天井からぶら下がっていました。
樹状に配置された大量の液晶パネルです。仕組みは単純なものだろうと思いますが、カレイドスコープ風、アイキャンディー風の映像や人物などが連続して流れていくので、見ていて飽きません。台湾が液晶パネルの最大の供給元であることをアピールしています。