BYOD実現に向けてのセキュリティ課題として「利用者の特定」「端末管理」「データ流出防止」を想定し、当社のIP-VPNなどの閉域ネットワークサービスを利用する「Master's ONE タブレットモバイルソリューション」を提案する(表1)。必要とするセキュリティ機能はゲートウエイで提供。これにより、ロケーションフリーなビジネススタイルをセキュアかつ手軽に実現する。端末にはエージェント(専用ソフト)は不要。利用中のネットワークにも大きな変更を加えることなく導入・利用できる。

表1●NTTPCコミュニケーションズの提案
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表1●NTTPCコミュニケーションズの提案

 具体的には、従業員個人が所有する端末の利用が前提になるため、マルチキャリア対応、機種非依存の「Master's ONE セキュアリモートアクセス プロトコルフリー型接続サービス」を採用し、どこからでもインターネット経由で、セキュアに社内ネットワークにアクセスできる環境を整える(図1)。社外からだけでなく社内(オフィス内)においても、すべてインターネット経由での接続とする。

図1●個人所有の端末からはインターネットとMaster’s ONEを経由して社内ネットワークに接続する<br>ワンタイムパスワード認証(マトリックス認証)、機体認証、スマートデバイス管理(MDM)などの機能を一元提供する。
図1●個人所有の端末からはインターネットとMaster’s ONEを経由して社内ネットワークに接続する
ワンタイムパスワード認証(マトリックス認証)、機体認証、スマートデバイス管理(MDM)などの機能を一元提供する。
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 なお要件外となるが、情報漏洩対策としてローカル端末にデータを残さない仕組みを実現できる、シンクライアントサービス(データを圧縮・最適化し転送するICAタイプ)の追加利用を推奨する。