あらかじめスマートフォンに必要な書類のファイルを入れておけば、外出先でも気軽に参照することができる。パソコンで作成したOfficeファイルやPDFファイルをスマートフォンに保存しておこう(図1)。

図1●Officeファイルが見られる
図1●Officeファイルが見られる
大半のスマートフォンには、Officeファイルの閲覧やPDFファイルに対応したアプリが付属する。パソコンで作成したファイルをそのまま利用できる。
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 問題は、パソコンで作成したファイルをスマートフォンへどう送るかだ。実は、ファイルの転送方法はスマートフォンの種類ごとに異なる。

 最もシンプルなのは、スマートフォンをパソコンにUSBケーブルでつなぐことだ。大半のスマートフォンは、パソコンにUSBケーブルでつないでファイルを転送できるようになっている(図2)。手順を追って見ていこう。

図2●AndroidスマートフォンはUSBメモリーになる
図2●AndroidスマートフォンはUSBメモリーになる
Androidスマートフォンは、パソコンにUSBケーブルでつなぐとUSBリムーバブルディスクとなる。パソコンからファイルをコピーできる。
図3●AndroidスマートフォンをパソコンにUSBケーブルでつなぎ、「USBストレージをONにする」をタップする
図3●AndroidスマートフォンをパソコンにUSBケーブルでつなぎ、「USBストレージをONにする」をタップする
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 まず、Androidスマートフォンの場合だ。Androidスマートフォンは、内蔵のフラッシュメモリーに加え、microSDカードを搭載する。パソコンのハードディスクに相当する部分であり、それぞれの領域はアプリやデータを保存するのに使われる。Androidスマートフォンをパソコンにつなぐとこの領域にアクセスできるようになる。要するに、USBメモリーのように見える(図3)。

 ファイルを転送するには、エクスプローラーでAndroidスマートフォンのドライブアイコンを開き、直接コピーする(図4)。内部のフォルダー構造は、Windowsパソコンに似ている。エクスプローラーでフォルダーを作成して、ファイルを入れてもよい。コピーを終えてUSBケーブルを外せば、ファイルに対応するアプリで開けるようになる(図5)。

図4●パソコンのエクスプローラーでAndroidスマートフォンのドライブを開き、対象のファイルをコピーする
図4●パソコンのエクスプローラーでAndroidスマートフォンのドライブを開き、対象のファイルをコピーする
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図5●ファイルの転送を終えたらUSBケーブルを外し、対応するアプリから開けばよい(画面はauのISW11Fに付属する「Document Viewer」)
図5●ファイルの転送を終えたらUSBケーブルを外し、対応するアプリから開けばよい(画面はauのISW11Fに付属する「Document Viewer」)
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