あなたはこれまで、あなたが管理するシステムに何回足を運びましたか? コンピューター名やIPアドレス、オペレーティングシステムのバージョンなど、システムの構成情報を確認するために、その都度コンソールコマンドを実行し、診断ツールのウィンドウを何度もクリックする必要があったはずです。SysinternalsユーティリティのBgInfoを利用すれば、あなたが必要としている以上の情報を、デスクトップの壁紙に自動的に表示することができます。

システム情報を壁紙として表示

 BgInfoを[スタートアップ]フォルダーに登録しておけば、ログオンするだけですぐに、必要な情報の最新版をいつでも確実に確認することができます(図1)。BgInfoは、豊富なデータの表示に加えて、その外観をカスタマイズする多くのオプションを備えています。また、BgInfoは壁紙の画像イメージを作成したら、それで終了するため、システムリソースの消費や他のアプリケーションとの干渉について心配する必要はありません。

図1●BgInfoで作成したデスクトップの壁紙
図1●BgInfoで作成したデスクトップの壁紙
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 BgInfoをコマンドラインオプションなしで開始すると、残り10秒のインジケーターが付いたBgInfoの構成エディターを表示します(図2)。このウィンドウ内の何か(ボタンやメニュー項目など)をクリックすると、カウントダウンタイマーを停止できます。タイマーが時間切れになると、BgInfoは表示されている構成に従って壁紙を設定し、そのあと終了します。

図2●BgInfoの構成エディターウィンドウ<br>表示されている構成が適用されるまで10秒間の猶予がある。
図2●BgInfoの構成エディターウィンドウ
表示されている構成が適用されるまで10秒間の猶予がある。
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