自社システムにクラウドサービスを取り込もうとする場合、一番気になるのは機能や性能、セキュリティといった技術的な側面だろう。
しかし、システムを「作る」から「使う」へ発想を変えなければならないクラウドの導入現場では、様々な死角が生まれる。そこには「非技術的なリスク」が潜み、プロジェクトを窮地に追い込んだり、期待する効果を半減させたりする。
今週完結した連載『失敗するクラウド』では、「非技術的なリスク」により失敗した4つの典型例をもとに、「なぜ失敗したのか」「どうすれば回避できるか」を解説している。クラウド化の死角とはどんなものなのか、事例を通して考えてほしい。
失敗するクラウド
活用段階で露見した問題(2)必要リソースの減少に気づかなかった