問題

問36 インターネットにおける電子メールの規約で、ヘッダフィールドの拡張を行い、テキストだけでなく、音声、画像なども扱えるようにしたものはどれか。

ア HTML
イ MHS
ウ MIME
エ SMTP

解説と解答

 MIME(Multipurpose Internet Mail Extension、多目的インターネットメール拡張)は、本来半角英数しか扱えない電子メールで、2バイトの文字や、画像・音声・動画などを扱うための規格です。

 メールのヘッダに変換方法や含まれるデータのタイプを記述し定義することにより、受信側が作成時の状態に復元できるようにしてあります。

 よって、正解はウとなります。

ア:「HTML(HyperText Markup Language)」は、ウェブ上のドキュメントを作成するための、マークアップ言語です。HTMLを用いた、ホームページのような形式の電子メールも送ることができます。
イ:「MHS(Message Handling System)」は、電子メールを提供するシステムやプロトコルの規格です。インターネットで用いられる電子メールの規格とは異なります。
エ:「SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)」は、電子メールの送信や、メールサーバ間での転送で使用するプロトコルです。

 したがって、いずれも誤りです。

鈴木 啓一郎(すずき・けいいちろう)
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修や各種ベンダー試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの対策研修も手がけている。ITストラテジスト、システム監査技術者などの資格を所持。