問題

問29 関係データベース管理システム(RDBMS)におけるビューに関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア ビューとは、名前を付けた導出表のことである。
イ ビューに対して、ビューを定義することはできない。
ウ ビューの定義を行ってから、必要があれば、その基底表を定義する。
エ ビューは一つの基底表に対して一つだけ定義できる。

解説と解答

 導出表は、実表から何からの問い合わせによって得られた表です。SELECT文などによって得られる表と考えてください。問い合わせの結果はその時限りですが、それに名前をつけることによって、仮想的な表であるビュー表として扱うことができます。ビュー表を定義することにより、操作性やセキュリティを向上させることができます。

 以上から正解はアです。

イ ビューは仮想的な表ですが、実表と同じように使うことができます。そこでビューに対してさらにビューを定義することができます。
ウ 基底表(元の表)が定義されていなければ、その表に対してビューを定義することができません。
エ 一つの基底表から複数のビューを定義することは可能です。

城田 比佐子(しろた・ひさこ)
アイティ・アシストのインストラクター(プロスタッフ)。著書に『3週間完全マスター 基本情報技術者 2012年版』『3週間完全マスター 応用情報技術者 2012年版』などがある。