問題

問28 E-R図に関する記述として、適切なものはどれか。

ア 関係データベースの表として実装することを前提に作成する。
イ 業務で扱う情報をエンティティ及びエンティティ間のリレーションシップとして表現する。
ウ データの生成から消滅に至るデータ操作を表現できる。
エ リレーションシップは、業務上の手順を表現する。

解説と解答

 E-R図(Entity-Relationship Diagram、実体関連図)とは:
 「実体(エンティティ)」間の「関係(リレーションシップ)」と、それらの「属性(アトリビュート)」という3つの要素を図に示したものです。システム化したい情報を抽象化し、それぞれのエンティティ同士の関係を図式化します。業務で扱う情報を分かりやすく整理して、関係性を把握することができます。

 よって、正解はイとなります。

 他の選択肢を確認しておきましょう。
ア:E-R図を作成する目的はデータの構造を整理し抽象化することです
ウ:DFD(Data Flow Datagram)についての説明です
エ:リレーションシップは実体(エンティティ)間の関連を表現します

 E-R図の例

鈴木 啓一郎(すずき・けいいちろう)
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修や各種ベンダー試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの対策研修も手がけている。ITストラテジスト、システム監査技術者などの資格を所持。