問題

問24 シェルのリダイレクト機能による実現の可否に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 標準出力をファイルに切り替えることはできないが、標準入力をファイルに切り替えることはできる。
イ 標準出力をファイルに追加することはできないが、標準入力と標準出力をファイルに切り替えることはできる。
ウ 標準入力と標準出力をファイルに切り替えることができ、標準出力をファイルに追加することもできる。
エ 標準入力をファイルに切り替えることはできないが、標準出力をファイルに切り替えることはできる。

解説と解答

 シェル(shell)はユーザからの操作を受け付けて、プログラムの起動や制御を行うソフトウェアです。「キーボード(標準入力)から入力し、画面(標準出力)に出力する」などの制御を行います。リダイレクト機能を使うと入力と出力の方法を変更、「ファイルからの入力やファイルへの出力」、「出力の破棄(画面表示もファイル出力も行わない)」が可能になります。

 よって、正解はウとなります。

 例えば、画面に表示されるはずのデータをファイルとして出力することを、「出力先をファイルにリダイレクトする」と言います。入力のリダイレクトは記号の「<」を、出力のリダイレクトは記号の「>」を使用します。また、出力のファイルへの追加は「>>」を使用します。

鈴木 啓一郎(すずき・けいいちろう)
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修や各種ベンダー試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの対策研修も手がけている。ITストラテジスト、システム監査技術者などの資格を所持。