連載第3回の今回は、IT人材個人を対象にした意識調査の結果をピックアップする。

 まず、調査の対象となっているIT人材のプロフィールを確認しよう。表1は、回答者の属性情報である。回答者には大きく3つの区分がある。IT企業に所属するIT技術者(ベンダーIT技術者)、ユーザー企業に所属するIT技術者(ユーザーIT技術者)、そして組み込みソフトウエアの開発に携わるIT技術者(組み込み技術者)だ。

表1●調査対象者および回答者数
表1●調査対象者および回答者数

 勤務先企業の従業員規模は図1の通りである。ベンダーIT技術者とユーザーIT技術者に関しては、100名以下の企業、101名以上300名以下の企業、301名以上1000人以下の企業などそれぞれの規模別で人数を区切って募集している。

図1●回答者の勤務先企業の従業員規模
図1●回答者の勤務先企業の従業員規模

 回答者の性別は図2のような分布である。どの区分でも9割弱が男性である。回答者の年代分布は図3に示した。一番多いのは40代で41.8%。次は30代で35.7%である。

図2●回答者の性別
図2●回答者の性別
[画像のクリックで拡大表示]
図3●回答者の年代
図3●回答者の年代
[画像のクリックで拡大表示]