問題

問14 プラズマディスプレイの説明として、適切なものはどれか。

ア ガス放電によって発生する光を利用して、映像を表示する。
イ 自身では発光しないので、バックライトを使って映像を表示する。
ウ 電極の間に挟んだ有機化合物に電圧をかけると発光することを利用して、映像を表示する。
エ 電子銃から発射した電子ビームを管面の蛍光体に当てて発光させ、文字や映像を表示する。

解説と解答

 プラズマディスプレイ (PDP[Plasma Display Panel]) は放電による発光を利用した薄型ディスプレイ装置の一つです。高圧のガスが封入された2枚のガラス基板の間に、電圧をかけて発生した紫外線が発光体を刺激して、赤・青・緑の色を発光させます。

 特長は、視野角が広く、応答速度が速い、コントラストが高い、大型化が容易であるという点が挙げられます。逆に、装置の重量が重く小型化が困難で、画素密度を高める高精細化も難しく、消費電力も大きく発熱も激しいといった弱点もあります。

 よって、正解はアとなります。

 他の選択肢は
イ:プラズマディスプレイは自発光型です
ウ:電極の間に挟むのは高圧のガスです
エ:蛍光体に当てて発光させるのは紫外線です
よっていずれも誤りです。

鈴木 啓一郎(すずき・けいいちろう)
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修や各種ベンダー試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの対策研修も手がけている。ITストラテジスト、システム監査技術者などの資格を所持。