問題

問4 後置記法(逆ポーランド記法)では、例えば、式Y=(A-B)XCをYAB-CX=と表現する。次の式を後置記法で表現したものはどれか。

Y=(A+B)×(C-D÷E)

ア YAB+C-DE÷×=
イ YAB+CDE÷-×=
ウ YAB+EDC÷-×=
エ YBA+CD一E÷×=

解説と解答

 逆ポーランド表記法は、演算子(+,-,×,÷)を被演算子(数値や計算結果など)の後ろに書くことで数式を表現します。この表記はコンピュータでの利用に適しており、別の特徴として、算術のカッコ、「(」と「)」を使用しません。

例:逆ポーランド表記法に変換
「A×B」 → 「AB×」
「(A-B)×(C+D)」 → 「AB-CD+×」

変換の手順:最後に使われる演算から順に演算子を後ろに移動させ、通常の演算とは逆に変換を進めていきます。
 Y=(A+B)×(C-D÷E)
 Y(A+B)×(C-D÷E )=
 Y (A+B)(C-D÷E )×=
 Y (AB+)C(D÷E ) -×=
 YAB+C(DE÷) -×=
 YAB+CDE÷-×=

したがって、正解はイとなります。

鈴木 啓一郎(すずき・けいいちろう)
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修や各種ベンダー試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの対策研修も手がけている。ITストラテジスト、システム監査技術者などの資格を所持。