■「BlueScreenView」はクラッシュ時のメモリーダンプファイルからクラッシュの原因となったドライバなどを推定するフリーソフトである。
■エラーを発生させてブルースクリーンの原因となっている問題を把握するために役に立つ。情報をファイルとして出力したり、擬似的にブルースクリーンを表示することも可能だ。
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Windowsシステムがインストールされているコンピュータを使用中に、何らかの原因でシステムがクラッシュし、青い画面に白い文字の画面表示となることがある(図1)。これがいわゆる「ブルースクリーン(Blue Screen of Death:BSODと表記されることもある)」画面で、システムに致命的なダメージが発生していることを警告する画面だ。
ブルースクリーンには原因を探る情報が
ブルースクリーン画面はいくつかのパターンがあるが、おおむね以下のような情報から成り立っている。
- エラーの要因と推定されるファイルやエラー名称(バグチェック文字列)など(図1上側の黄色枠)
- 解決のための手順の説明など(おおむね、まず再起動してみてトラブルが再現するかどうかをチェックすることを推奨している)
- エラーコード(バグチェックコード)やエラーが発生する要因となったメモリのアドレスデータなどの技術情報(図1下側の黄色枠)
ブルースクリーン現象が発生する要因は多岐に渡っている。ブルースクリーン画面に表示される内容は、そのための原因解析の手段として供されるものだ。マイクロソフトからダウンロード可能なデバッグツールなどと併せて詳しく分析することで、その原因を把握する糸口を見つけることができるかもしれない情報である。
だが、ブルースクリーン画面に表示される情報を理解することは簡単ではなく、システムに関する高度な専門的知識が必要とされるはずだ。そのため、多くのユーザーにとっては、ブルースクリーン画面に表示された内容から要因をただちに把握できることはまれだろう。通常はサポート担当窓口に問い合わせる際の情報として提供する程度の扱いにとどまらざるを得ない。