この連載ではカイゼンとITの連携でコスト削減をはじめとする経営革新を実現した事例を紹介する。例えば、多くの工場では現場カイゼンにより小ロット化が進められているが、それに伴い、情報を扱う業務に負荷がかかる。このように、現場カイゼンに伴ってITの連携が必要になってくるのだ。具体的な事例から、カイゼンとITの両輪を回すコストダウン手法を学ぼう。

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若井 吉樹(わかい よしき)氏
在庫削減コンサルタント
若井 吉樹(わかい よしき)氏 名古屋工業大学卒業後、NECに入社し、システムエンジニアとして数多くの製造業の在庫削減プロジェクトに参画する。その後、自社工場の現場改善に従事し、トヨタグループOBコンサルタントと共に、3000億円分の在庫削減にかかわる。現在は在庫削減を中心にしたコンサルティング活動を行う。著書に『御社のトヨタ生産方式は、なぜ、うまくいかないのか?』(技術評論社)、『世界一わかりやすい在庫削減の授業』『世界一わかりやすいコスト削減の授業』(サンマーク出版)など。