Facebookページの運用データは取っていますか? 既にウォール運用や効果測定に力を入れている会社では、だいたいの運用数値も出てきている頃かなと思います。

 今回は、そういった運用数値に関してのデータを紹介したいと思います。出典は米メディアEDGERANK CHECKERです。海外-日本の違いはありますが、一つの傾向を見る上で非常に参考になります。

■原典:Comments 4x More Valuable Than Likes
(この調査は、ユーザーの反応がウォール投稿に与える影響の数値化を目的として行われましたものです。)

    ■目次
    1.「コメント」は「いいね!」の4倍の価値がある
    2.クリック、シェアは水曜日がして貰いやすい
    3.少数精鋭なページほどエンゲージメント率は上がる

「コメント」は「いいね!」の4倍の価値がある

なぜ「いいね!」「コメント」の価値の違いを見るべきか?

 ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、念のためおさらいです。

 Facebookページのウォール投稿は、ファンのニュースフィードに表示されます。が、全員に表示される訳ではありません。Facebookのシステムが、そのファンにとって価値のある情報を出し分けてくれています。

出し分けのロジックが「エッジランク」

 そのため、ウォール投稿のインプレッション数・リーチ数は「エッジランク」の影響を大きく受けています。また、エッジランクは主に『親密度』『重み』『時間』の3要素から成り立っています。

「いいね!」「コメント」の付き具合は、この3つの要素の1つ『重み』に影響するのです。

「コメント」は「いいね!」より価値が高い。

 あくまで、このエッジランクのアルゴリズム上ですが、「いいね!」をもらうよりも「コメント」をもらう方が『重み』が高くなり、よってコメントを多くもらえたほうが運用側からすると価値がある反応を頂けたと言えます。(もちろん、いいね!も十分価値がありますが、あくまでエッジランクの話です)

 ここまでが今まで一般的に言われていたFacebookの仕組みですが、今回ご紹介したいデータでは、コメントのほうが『どれだけ価値があるか?』という疑問に対しての答えが出ていました。