2011年3月に入って、Windows Azureの利用料金について値下げが発表されました。対象となるのはWindows Azureストレージとコンピューティング(XSインスタンス)です。それ以外に、SQL Azureサーバーをサブスクリプション間で移動可能にする新機能や、マルウエア対策機能のCTP版などが公開されています。
AzureストレージとコンピューティングXSインスタンスを値下げ
2011年3月8日、Windows Azureストレージとコンピューティング(XSインスタンス)について、新価格が発表されました。いずれも値下げとなっています。
Windows Azureストレージは、従量課金で10.93円/Gバイトとなり、6カ月プランでも同様の値下げとなっています。また、Windows AzureコンピューティングのXSインスタンスは従量課金で1.75円/時間となり、Sインスタンス換算で3分の1から6分の1へと、半額に値下げされました。これに合わせて、3カ月間無料評価版やMSDNサブスクライバー向けプランで利用できるXSインスタンスも2倍になります(Sインスタンス×1=XSインスタンス×3から×6に)。
●関連情報
[Windows Azure料金の詳細]
[Announcing Reduced Pricing on Windows Azure Storage and Compute](Windows Azureチームのブログ)
SQL Azureが異なるサブスクリプション間で移動可能に
2011年3月7日、異なるサブスクリプション間でSQL Azureサーバーが容易に移動できるようになりました。これは、Windows Azure管理ポータルから操作できます。
無料評価版やMSDNプランで利用していたSQL Azureサーバーをそのまま他のサブスクリプションに移行したり、SQL Azureサーバーの費用を特定のサブスクリプションに集約/分散することが可能になります。
オンプレミスのSQL ServerからSQL Azureへの移行、SQL Azureのバックアップ・同期を目的としたツールとして、「SQL Server Migration Assistant」や「SQL Azureインポート/エクスポート機能」、「SQL Azure Data Sync」などが用意されています。
●関連情報
[Moving SQL Azure Servers Between Subscriptions](Windows Azureチームのブログ)