2025年までに加入電話網をすべてIP網に移行する---。NTT東西が、最新のIP技術を注いだ「NGN(次世代ネットワーク)」で提供中の「フレッツ光」などのユーザー獲得を加速させる一方で、加入電話網を縮小する動きを見せている。電話交換機の保守が今後困難になっていくことが要因だ。しかしIP電話や携帯電話が広く普及したとはいえ、加入電話網は今も、通信網全体を支える重要な役割を果たしている。その機能をIP網へ完全に移行するのも容易ではない。加入電話網の機能をIP網でどこまでカバーできるのか。移行によって何が変わるのか。

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