今回で4回目となるSNSとスマートフォンの実態に関する調査特集。以下では、ユーザーが「SNSを利用するうえで気をつけている点」、そして「仕事上でのSNS利用の有無/目的」について、具体的なコメントを含めて見ていく。必ずしもスマートフォンでのSNS利用に限らない話題ではあるが、回答者はすべてスマートフォンユーザーである。
調査概要 | スマートフォンでのSNS利用に関する調査 |
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主催 | モバイルマーケティング・ジャパン、ネットマイル |
対象ユーザー | 「スマホリサーチ」パネル(共通ポイントプログラム「ネットマイル」会員約450万人の中から抽出したスマートフォンユーザー) |
調査期間 | 2012年2月28日~3月2日 |
方式 | インターネット調査(回答はすべてスマートフォンから得たもの) |
有効回答数 | 1323 |
人と情報に関するトラブルに危機感
SNS利用については個人情報との兼ね合いや、予想外の情報漏えいの問題がメディアなどでも取り上げられるようになり、ユーザーのリテラシーも上がってきている。ユーザーはSNSを利用する際、どのような点に気をつけているのだろか。
複数回答形式で聞いたところ「個人情報を公開しない」が最も高く全体で約64%のユーザーが回答(図1)。それ以外の回答は40%未満に下がるが、「時と場合に応じて場所を明確にしない」「時と場合に応じて一緒にいる人を明確にしない」「ポジティブな情報を発信する」などの回答が多かった。OS別に見るとiOSユーザーは「場所を明確にしない」「一緒にいる人を明確にしない」「ポジティブな情報を発信する」がAndroidユーザーに比べて高い傾向にある。一方、Androidユーザーは「あまり多くの情報発信をしない」との回答がiOSユーザーを上回った。