アップルがホームページで「目に見えて革命的」とうたう新型iPad
アップルがホームページで「目に見えて革命的」とうたう新型iPad
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 先月の週末スペシャル『「iPad 3」は3月7日発表か?』で新型iPadの噂を紹介したが、今週3月7日(米国時間)、おおむね噂どおりの新型iPadが米Appleから発表された。予想が大きく外れたのは製品名だ。「iPad 3」や「2S」「4G」(発表直前には「HD」という噂も流れた)ではなく、初代と同じ「iPad」となった。

 新型iPadの目玉の一つは、モバイル端末としては最高の解像度を備えるRetinaディスプレイ(2048×1536ピクセル)だ。iPad 2と比べてピクセル数が4倍になったため、新しいデュアルコアプロセッサー「A5X」には、クアッドコアグラフィックスを組み込んでいる。その美しさ、動きの滑らかさがどれほどのものなのか、発売日(3月16日)に手にとって確かめてほしい。それまでは、レビュー記事などを読んで参考にしてもらいたい。

もう1つの目玉、LTE対応はどうなる?

 気になるのは、新型iPadのもう一つの目玉である4G(LTE)ネットワークへの対応だ。アップルの発表によれば、LTEネットワークへの対応は現在、米国、カナダのみという。日本での「Wi-Fi + 4Gモデル」の販売については不明確な点もある。

 ちなみに、iPad 2を販売しているソフトバンクモバイルは、LTEサービス「SoftBank 4G」(下り最大76Mbps)を2月24日に開始したばかり。3月末時点のサービスエリアは東京23区ほか10都市およびその周辺地域という。

 昨年12月には、「NTTドコモが2012年夏にLTE対応のiPadを日本市場に投入し、秋までにLTE対応のiPhoneを発売する」との報道があったが、今回の新型iPadについてNTTドコモに関連した発表はなかった。


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