Windows Phoneにはアプリケーションがまだ少ないという弱点がありますが、裏返せばこれはアプリケーション開発者にとってチャンスです。既に多数のアプリケーションが市場にひしめいているiPhoneやAndroid端末に比べて、自作アプリケーションを大勢の人に使ってもらえる可能性が高くなるからです。

 Windows Phoneアプリ開発は、Windowsアプリ開発でおなじみのVisual StudioでC#やVisual Basicを使うのでハードルが低いうえ、Microsoftが無償で提供するSDKをインストールすれば、今すぐ始められます。今回はVisual Studio Expressを使って、ツールのインストールからコーディング、実行まで順を追って説明します。Visual Studioを使ったことがある人には、なじみやすいでしょう。

 なお、この記事で解説したプログラムのソースコードは日経ソフトウエアのサイト からダウンロードできます(該当サイト)。

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