日本映画衛星放送は2012年2月28日、「BS日本映画専門チャンネル」(3月1日開局)の開局説明会を開催した。BS日本映画専門チャンネルでは、放送するすべての映画作品で字幕を表示できるようにする。リモコンの「字幕」ボタンを押すことで字幕を表示できる「クローズド・キャプション方式」を採用する。番組はすべてハイビジョンで提供する。編成面では平日の午前中にレギュラー枠を設け、視聴習慣を付けてもらうことを目指す。

 開局に合わせてキャンペーンも実施する。「ニホンエイガゴーゴー キャンペーン」と題して、抽選で賞品をプレゼントする。チャンネル番号(255ch)にちなみ、255人を当選者とする。2012年3月1日から3月31日にスカパー!e2でBS日本映画専門チャンネルに新規加入(アラカルト契約)した人を対象にする。外れた人にも抽選で255人にQUOカード(500円券)を贈呈する。さらに2012年3月1日から3月4日までの4日間、全番組を無料で放送する「大開局祭」を実施する。

 会見で代表取締役社長の杉田成道氏は、「これまで放送は一方的に番組を届けるだけだったが、もう少し多角的に考えなければいけないと思っている」「地上波やBS、インターネット、モバイルなど他のメディアと積極的に交流し、一つの方向に協力しあえる場を作っていきたい」などと述べた。常務取締役の酒井彰氏は、「専門チャンネルを運営することはサービス業だと考えている。良いサービスをいかにして届けるかということをこのチャンネルのテーマとしていきたい」とした。