メディアキャストは、同社のデータ放送用コンテンツ動作検証システム「ShotMUX Complete」を価格改定し、従来の半額以下の160万円での提供を2012年3月1日に開始すると発表した。昨年7月の地デジ完全移行もありデータ放送市場が活性化しコンテンツ制作の裾野が拡大していることから、各種ニーズに応えて導入を加速させることが値下げの狙いと説明する。

 データ放送コンテンツ制作では、受信機での動作検証は最も重要な工程のひとつである。ShotMUX Completeは、オーサリングソフトなどで制作したデータ放送コンテンツを、実際の放送システムで送出する仕組みを1台のパソコンで疑似的に構築する。これにより一般視聴者が利用する市販の受信機を使ったコンテンツの動作検証を簡易に行うことを可能にする。これまで放送局や制作会社などで多数の導入実績があり、「地方局やケーブルテレビ、エリアワンセグなどの低コストニーズに応える」という。

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