図 構想の概要
図 構想の概要
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 北陸総合通信局は、石川県金沢市、同珠洲市、富山県南砺市およびヨーズマーとともに、「北陸広域観光チャンネルネット構想」を推進するための準備会議を設置し、その第1回会合を2月6日に開催した。

 同構想は、2014年度開業予定の北陸新幹線の開通を見据え、北陸観光の玄関口や域内の観光導線の結節点(HUB)となる場所である駅、空港やその周辺の観光案内施設、宿泊施設などに、デジタルサイネージやエリア放送、無線LANなど様々な情報発信の拠点を整備し、相互にネットワーク化するとともに、相互の観光情報コンテンツの連動を促すことで、広域観光連携による北陸域内での観光客の周遊性・回遊性の向上と北陸の広域観光ブランドの形成を目指す。

 準備会議では、「3月をメドに金沢駅、南砺市内、珠洲市内、空港、温泉地などにプロトタイプ的な情報発信の仕組みを構築して、試験的なサービスの提供を開始し広報・PRを進め、参加者や協力者の輪を広げる」「4月をメドに、オール北陸の力を結集するための北陸広域観光チャンネルネット構想推進協議会(仮称)を立ち上げる」ことが確認されたという。なお、3月をメドに立ち上げるプロタイプは、既存のハードとソフトを活用して準備する予定という。