いつでも、どこからでもつながる、災害時に強い電話システムとして、インターネットからの接続が可能なIP電話システム「comsip」を提案する(表1)。関東・関西2カ所のデータセンターにSIP(Session Initiation Protocol)電話システム「comsip SIPサーバー」を設置し、各拠点からWAN経由で利用する構成である(図1)。

表1●日本コムシスの提案
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表1●日本コムシスの提案
図1●スマートフォンを使って社内外からIP電話を利用
図1●スマートフォンを使って社内外からIP電話を利用
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 音声端末としてスマートフォン/タブレット端末を使い、従業員は専用のアプリケーションをインストールし、そこから電話をかける。データセンターとネットワークの2重化によりSIPサーバー環境の耐障害性を高める。同時に、スマートフォンからの通常の携帯電話、閉域網経由での内線IP電話、インターネット上でのIP電話を使い分けられるため、災害時にも何らかの形で通話環境を確保できる。なお端末として固定IP電話機、無線LAN端末の利用も可。個人所有の端末も利用可能なBYOD(Bring Your Own Device)環境を実現する。