いよいよこの連載も最終回となりました。前回は「Android4.0に対応するためにアプリに求められること」について紹介しました。今回は「BUILDING BLOCKS」の章の内容をもとに、適切なアイテムを使う大切さに付いて解説します。

 この章では部品ごとの種類や使い方が書かれています。詳細はAndroid Design筆者による和訳を見ていただくとして、使用する際の注意点を中点的に見て行きましょう。

タブ

 タブは固定タブとスワイプでスクロールするタブの2つがあります。固定タブは常に選択肢が見えるので操作は素早いです。しかし場所を取るため選択肢が多すぎる時は使えません。選択肢が多い時はスクロールするタブを使いましょう。

 タブを使う場合は、ユーザーが快適に操作できるようにスワイプビューと組み合わせてタブだけじゃなくスワイプでもビューを切り替えられるようにしましょう。

 スクロールするタブとグリッドリストを同時に使う場合は操作方法を分けるためにグリッドリストは縦方向にスクロールするように作ってください。

 ビューの切り替えをスピナーに行わせる事もできます。スピナーは選択肢を表示して、その後選択するためタブよりも操作の手数が多いですが場所を取らないためそれほどビューの切り替えを行わないアプリに適しています。

 テキストフィールドは適切なタイプを設定してください。これにより簡単な入力チェックが行われるほか、ソフトウエアキーボードが入力に適した形に最適化することができます。