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A3 Together シリコンバレー賞受賞者の米国訪問記

米国の道路を自作アプリで計測してきた

八木 浩一=スマートドライブメーター製作委員会 2012/02/27 ITpro

 ITproが主催したAndroidアプリコンテスト「A3 Together」では、米国への渡航を副賞とする「シリコンバレー特別賞」を設けました。受賞者が米国で見てきたもの、体験してきたものを訪問記として執筆していただきます。今回の訪問記は、自動車に載せ走るだけで道路の段差(損傷)を測定し共有するアプリ「BumpRecorder」で受賞したスマートドライブメーター製作委員会の八木浩一氏です(編集部)。

 何を隠そう筆者は若い頃、リュックをかついでアジア10カ国を巡っていたバックパッカーだった。しかし米国はほとんど知らない。2回訪れたが、1回は南米出張の際にトランジットで空港に立ち寄っただけ。2回めはオーランドのITS世界大会に出席したが、あまり自由行動もなく会議に出席しただけだった。実は「そもそもアメリカってどんなところ」というのが、今回の旅に出発する前の気持ちだった。

写真●ラスベガスの夜景
[画像のクリックで拡大表示]

AT&T Developer Summit

 ラスベガスではまず米AT&Tの開発者イベント「AT&T Developer Summit」(関連記事)に参加した。

写真●AT&T Developer Summit
[画像のクリックで拡大表示]

 興味深かったのは、位置情報APIについてのセッションだ。AT&Tでは、基地局が管理する制御情報を利用し、複数の利用者の移動情報を統計処理して提供する。この基地局からのこの基地局に何人がどのくらいの時間で移動したかが分かり、込み具合などが推測できる。複数のセッションで紹介していたので、AT&Tとしては今、いち押しのAPIなのかもしれない。

 日本でもNTTドコモが、モバイル空間統計の名前で基地局内の滞在者数を防災用途などに活用できないか研究しているが、実際に活用するまでには至っていない。AT&Tのセッションでもこの情報を基にしてどんなサービスが始まり、どう世の中が変わるか、具体的な提案まではなかった。これから何が生まれるのか注目したい。

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