この連載も、今回で最終回となりました。デザイン的にかなり細かい話をしてきたので退屈だったかもしれませんが、デザイナーとしてこだわりたいところとそれに対するXMLコーディングについてはしっかりとお伝えしてきたつもりです。

 最後に、ボタンやリストをタップしたときの変化を解説して、テクニカルなことは終了です。その後、全体を通してのまとめに入ります。

タップしたときのデザインの考察

 それではさっそく見ていきましょう。

 この画面においてタップできる箇所は、2種類(5カ所)です(検索ボックスも入れると正確には3種類(6カ所)ですが、今回の説明では省きます)。

 それぞれにおいて、タップしたときにどういったデザインの変化を起こすかを決めておきます。

図1●タップ可能箇所とそのデザイン
  • アクションボタン:背景の茶色が濃くなるように(ただし、背景のテクスチャは見えるように残しておきたい)
  • リストビューの背景:茶色っぽいグラデーション

 今回のデザインは、ふんわりやわらかいのが特徴ですので、はっきりとした派手な色での変化ではなく、同系色の茶色系にまとめています。