2012年1月16日にロゴを一新したKDDI(au)から、約4.7型の有機ELディスプレイと高速なプロセッサーを搭載したサムスン電子のスマートフォン「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」が登場した。auが世界的に人気のGALAXYシリーズを国内投入するのは今回が初めてだ。

 NTTドコモが昨年11月に発売した「GALAXY S II LTE SC-03D」と見た目は似ているが、ディスプレイの解像度が高く、LTEではなくWiMAXに対応するなど違いは多い。短時間ながらテストする機会を得たので、GALAXY S II LTE SC-03D(関連記事)との比較を交えつつチェックしてみたい。

1月20日に発売されたauの「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」。WiMAX版のGALAXYだ
1月20日に発売されたauの「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」。WiMAX版のGALAXYだ
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約4.7型有機ELディスプレイを搭載

 ディスプレイには、スマートフォンとしては大型の約4.7型有機ELディスプレイを搭載している。明るさは必要十分といったところだ。有機ELディスプレイらしく視野角は広い。発色やコントラストも良好だ。GALAXY S II LTE SC-03Dは、青味がかっているのが気になったが、GALAXY S II WiMAX ISW11SCではやや青みが抑えられている。解像度は720×1080ドット。GALAXY S II LTE SC-03Dや従来のスマートフォンに多い480×800ドットより精細で細かい文字が読みやすい。約4.7型の大画面とあいまって、とても見やすいディスプレイだ。

 ディスプレイが大きいため本体もかなり大きい。重さは約139gとアップルの「iPhone 4S」の140gとほぼ同じだ。手に持つと軽く感じられる。背面はゆるやかにカーブしており、手になじみやすい。

大型で見やすい、4.7型有機ELディスプレイを搭載。明るさは必要十分といったところ。デザインはシンプルで、背面カバーはサラりとした感触だ。GALAXY S II LTE SC-03Dでは背面下端部にふくらみがあったが、GALAXY S II WiMAX ISW11SCにはなくフラットな形状だ
大型で見やすい、4.7型有機ELディスプレイを搭載。明るさは必要十分といったところ。デザインはシンプルで、背面カバーはサラりとした感触だ。GALAXY S II LTE SC-03Dでは背面下端部にふくらみがあったが、GALAXY S II WiMAX ISW11SCにはなくフラットな形状だ
大型で見やすい、4.7型有機ELディスプレイを搭載。明るさは必要十分といったところ。デザインはシンプルで、背面カバーはサラりとした感触だ。GALAXY S II LTE SC-03Dでは背面下端部にふくらみがあったが、GALAXY S II WiMAX ISW11SCにはなくフラットな形状だ
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正面のハードウエアボタンはホームボタンのみ。メニューボタンと戻るボタンはタッチ式で、触ると光る。背面側のカメラは約808万画素、ディスプレイ側のカメラは約207万画素。
正面のハードウエアボタンはホームボタンのみ。メニューボタンと戻るボタンはタッチ式で、触ると光る。背面側のカメラは約808万画素、ディスプレイ側のカメラは約207万画素。
正面のハードウエアボタンはホームボタンのみ。メニューボタンと戻るボタンはタッチ式で、触ると光る。背面側のカメラは約808万画素、ディスプレイ側のカメラは約207万画素。
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中央が4.7型有機ELディスプレイを搭載するGALAXY S II WiMAX ISW11SC。左は4.3型ディスプレイの「GALAXY S II SC-02C」(NTTドコモ)。右はiPhone 4S。縦にも横にもかなり大きい
中央が4.7型有機ELディスプレイを搭載するGALAXY S II WiMAX ISW11SC。左は4.3型ディスプレイの「GALAXY S II SC-02C」(NTTドコモ)。右はiPhone 4S。縦にも横にもかなり大きい
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