NTTドコモの「GALAXY S II LTE SC-03D」は、高速データ通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応するサムスン電子製のハイスペックなスマートフォンだ。4.5型の有機ELディスプレイと処理性能の高いデュアルコアプロセッサーを搭載する。グローバルスマートフォンの代表的なモデルで、ワンセグやおサイフケータイなどには対応しないが、最新のNFCをサポートするなど先進性が大きな魅力だ。

 1月21日には新色のセラミックホワイトを発売する。従来のダークグレイはどちらかというと男性的なイメージだったが、白一色の新色は女性にも受け入れられそうだ。

 GfK JapanやBCNなどの各種販売ランキングで常にトップ10入りしているGALAXY S II LTE SC-03Dの実力をチェックしよう。

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幅広で大きいが軽い

 手にしてまず感じるのは大きいのに軽いこと。4.5型ディスプレイを搭載しているため、スマートフォンとしては大型だ。しかし縁に丸みのある薄型ボディーにより、手が小さい筆者でもそれほど持ちにくくは感じなかった。重さは、見た目に反して約130gと軽い。背面の下端部がやや盛り上がっている。これだけ大きいと何かの拍子に落としそうだが、この盛り上がりのおかげで落とす心配はなかった。

 ディスプレイ側のハードウエアボタンはホームボタンのみ。シンプルなデザインで、使う場所や人を選ばない印象だ。端子はMicro-USBのみでHDMIはない。

ディスプレイ側にはNTTドコモとXiのロゴ、背面にはGALAXYのロゴを配置する。基本的なデザインはほかのGALAXYと同じだ。背面には810万画素のカメラを搭載。ディスプレイ側にも200万画素のカメラを搭載している
ディスプレイ側にはNTTドコモとXiのロゴ、背面にはGALAXYのロゴを配置する。基本的なデザインはほかのGALAXYと同じだ。背面には810万画素のカメラを搭載。ディスプレイ側にも200万画素のカメラを搭載している
ディスプレイ側にはNTTドコモとXiのロゴ、背面にはGALAXYのロゴを配置する。基本的なデザインはほかのGALAXYと同じだ。背面には810万画素のカメラを搭載。ディスプレイ側にも200万画素のカメラを搭載している
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3.5型液晶を搭載するアップルの「iPhone 4S」(右)との比較。GALAXY S II LTE SC-03Dが一回り以上大きい印象だ。重さは約130gでiPhone 4Sより10gほど軽い。幅は約69mm。iPhone 4Sの58.6mmより約1cm広い。片手だけですべての操作をするのは難しい
3.5型液晶を搭載するアップルの「iPhone 4S」(右)との比較。GALAXY S II LTE SC-03Dが一回り以上大きい印象だ。重さは約130gでiPhone 4Sより10gほど軽い。幅は約69mm。iPhone 4Sの58.6mmより約1cm広い。片手だけですべての操作をするのは難しい
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ディスプレイの下に中央にはホームボタンがあり、その両脇にはタッチ式のメニューボタンと戻るボタンがある。これらのボタンはタッチすると発光する
ディスプレイの下に中央にはホームボタンがあり、その両脇にはタッチ式のメニューボタンと戻るボタンがある。これらのボタンはタッチすると発光する
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右側面に電源ボタン、左側面にボリュームボタン、上部に音声入出力、下部にMicro-USBを備える。落下防止のためのストラップ取り付け穴がほしいところだ
右側面に電源ボタン、左側面にボリュームボタン、上部に音声入出力、下部にMicro-USBを備える。落下防止のためのストラップ取り付け穴がほしいところだ
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