日本に比べ人件費などが安い中国の拠点を使ったBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスが多様化している。背景にあるのは、日本企業のコスト削減意欲が継続的に高まっていること。BPOの対象も、当初は単純なデータ入力を手がけるサービスが多かったが、受託できる業務の幅が徐々に拡大。業種に特化した難易度の高い業務も引き受ける事業者が増えている。米国や中国、日本、インドのBPO事業者がこぞってサービスを拡充し営業も強化中。国内外のベンダーが入り乱れ、サービス合戦が活発化している。

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