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 2012年2月1日、2010年2月にWindows Azureが商業サービスを開始してから丸2年となりました。Windows Azure Platformは2008年10月に米国で開催されたPDC08で発表されました。日本では2009年春の「Microsoft tech・days Japan 2009 - best of PDC」で初披露されています。

 Windows Azureは、これまでのパッケージ製品サイクルとは異なり、毎月のようにサービス追加や改善などが行われているプラットフォームです。Windows Azure Platformに対する機能改善や追加などの要望は「My Great Windows Azure Idea」で受け付けています。追加して欲しい機能を投稿したり、他の人が投稿した機能について投票することもできます。

●関連情報
My Great Windows Azure Idea

スタートアップ企業にAzureを2年間無償で提供

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 起業3年以内のスタートアップ企業を支援する「Microsoft BizSparkプログラム」では、マイクロソフト製品やサービスが無償提供されています。ここに2012年1月31日、Windows Azureの利用を含んだ「Microsoft BizSpark Plus」が追加されました。

 これは2年間で6万USドルを上限に1年目は無料、2年目は半額でWindows Azureを利用できるというプログラムになります。このプログラムへの推薦および審査は、スタートアップを支援するインキュベーション/ベンチャーキャピタル各社からなるBizSpark Plus Partnerの協力で実施します。

●関連情報
Microsoft BizSpark Plus Program

SDK for Node.jsがアップデート、Cloud9による開発が可能に

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  2012年1月24日、「Windows Azure SDK for Node.js」がアップデートされました。新版では、Windows PowerShellによるNode.jsアプリケーションの作成とデプロイ、またNode.jsパッケージ管理ツールである「NPN」(Windows Azure SDK for Node.jsに包含)の利用など、チュートリアルも追加されています。

 また、Cloud9 IDEによるWindows Azureのデプロイがサポートされ、マルチプラットフォームに対応したNode.js開発ツールを利用してWindows Azureを活用することが容易になります。

 なお、オープンソースのNoSQLデータベースであるMongoDBへの対応が、コミュニティなどの協力を得て進められていることも公表されています。

●関連情報
Windows Azure SDK for Node.js
Windows Azure and Cloud9 IDE at Node Summit](Windows Azurrチームのブログ)
Microsoft at Node Summit
Node.js Developer Center
Deploying a Windows Azure App from Cloud9
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